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サロンの売上UPにはクーポンが有効?予約システムでも導入できる?

公開日:2023/03/15  


サロンを選ぶ時にクーポンを確認し、利用したという方もいらっしゃるのではないでしょうか?大手のクーポンサイト、美容予約サイトにはたくさんのクーポンが並んでいます。クーポンはお得なイメージがありますが、サロンの売上UPには有効なのでしょうか。予約システムでも導入できるかを踏まえて、詳しく解説します。

クーポンによるサロンの売上UPの効果とは

クーポンを作ると、サロンの売上UPにどのような効果があるのでしょうか。クーポンのタイプ別に見てみましょう。

新規のお客様向け

クーポンの一番上に置かれることが多いのが、新規のお客様向けのお得なクーポンです。初めてのサロンに行くお客様には、期待と同時に不安もあります。そこで、通常メニューよりも価格を下げてお得感を出すことで、次回の来店を促すクーポンとして機能します。

とくに「人気No.1」「リピーター多数」など、人気のメニューを分かりやすくしておくと、初めての方でも選んでもらいやすくなります。

口コミタイプ

新規のお客様にリピーターになってもらうには、次回の予約を促すことが大切です。

そのために「口コミを書いていただいた方は次回〇〇円引き」といったクーポンを個別に送ることも有効です。公式LINEや、予約システムのステップ配信を利用して送ることで、次回の来店を促すきっかけになります。口コミが多いサロンはさらに新規のお客様が来店しやすくなります。

来店回数別のクーポン

新規のお客様のリピーター化には「3回来店」が目標と言われています。3回続けて来店すると、その先もサロンに通い続けていただく可能性が高いということです。

そのため、来店回数別に「2回目来店の方限定」「3回目来店の方限定」や、久しぶりの方向けの「6か月以上ご来店のなかった方限定」といったクーポンを用意しておくと、目に留まりやすくなります。これらは、より多くのお客様に来ていただいて売上をUPさせるためのクーポンです。

メニュー組み合わせタイプ

こちらは、サロンの生産性を上げるためのクーポンになります。いつものメニューにプラスアルファのメニューをセットしておくのが、組み合わせクーポンです。カットとカラーをしたいと思ってクーポンを探している方が、トリートメントやヘッドスパを同時にすると、定価よりお得に受けられるといったものです。新しいメニューを体験してもらうきっかけや、持ち帰り商品付きにすることで客単価UPにつながります。

スキマ時間タイプ

土日は混雑していても、平日や夕方はガラガラ、というサロンもあります。こういう時間はとてももったいない時間です。「平日限定」や「〇時以降限定」といったクーポンを用意しておくと、予約のスキマを埋めて、スタッフの手も空きすぎず、サロンの生産性が上がります。自分のサロンのどの時間を埋めたいかを分析すると有効なクーポンが生まれます。

クーポンサイトとサロン予約システムの違い

毎日の暮らしの中で、クーポンサイトを上手に活用している方もいるでしょう。クーポンサイトは、サロンに限らずいろいろな業種のクーポンが掲載されています。なかでも多いのが飲食店やコンビニ、ドラッグストアなど、生活に密着したものです。サロンはよく行く方でもせいぜい月に1回、2か月や3か月に1回というように、それほど頻繁に使うものではありません。なので、こうしたクーポンサイトに載せてもタイミングよく見てもらうことは難しくなります。

一方、サロン予約システムでは、サロンに行きたいと思った方が見るため、クーポンを見てもらう確率が高くなります。他のサロンも同じようにクーポンを載せているため、周辺のサロンがどんなクーポンを出しているか研究し、自分のサロンの価格やメニューがより魅力的に写るような工夫が必要です。

クーポンの配布が可能なサロン予約システムもある

クーポンの配布が可能なサロン予約システムについて紹介します。

Reservia(リザービア)

「Reservia(リザービア)」とは、InstagramやLINEといったSNS、Googleマップと連携できるサロン予約システムです。InstagramのDMへの個別対応が不要になり、サロンの公式LINEから予約が可能、また、Googleマップで検索されると予約ボタンが表示され、予約の取りこぼしがなくなります。月額費用はやや高めですが、多方面から簡単に予約を受け付け、連携することが可能です。

EPARK(イーパーク)

「EPARK」とは、飲食店や病院の順番待ちや空き状況の確認、処方箋のネット受付など幅広いサービスがあり、ユーザーも幅広いのが特徴です。ヘアやネイル、リラクサロンの予約にも対応していて、サロンからクーポンを配布できるほか、電話予約やWeb予約の受付もできます。システムの月額利用料と予約が入った場合に手数料が発生します。

RESERVA(レゼルバ)

「RESERVA(レゼルバ)」とは、登録事業者数が200,000社を突破し、厚生労働省や大手企業も利用している予約システムです。クーポン配布のほか、LINEやGoogleマイビジネス、Facebookとの連携、リマインドメールやメルマガ配信、オンラインカード決済にも対応しています。シンプルに予約システムのみを利用したい場合は無料プラン、高機能が欲しければ有料とプラン数も豊富です。

Googleマイビジネス

あまり知られていませんが、Googleで検索された際にクーポンを表示させることができます。そのためには、「Googleマイビジネス」への登録が必要です。掲載料や手数料が無料なために取り組みやすく、「初回特典」を利用すれば新規のお客様獲得につながります。ただ、予約するにはreserviaやEPARKなどGoogleが定める予約システムと契約するか、自社の予約サイトへのリンクを貼る、または電話してもらう必要があるため、単体で予約システムとして使うことはできません。

まとめ

本記事では、サロンの売上UPにはクーポンが有効か、また予約システムでも導入できるかについて解説しました。クーポンにはお客様の目に留まりやすくするメリットがあります。上手に使うことでお客様の来店を促し、サロンの生産性UPにつながります。予約システムによってはクーポンに対応していなかったり、導入する際の費用や手間が大変だったりするため、検討する必要があります。いいクーポンを考えることは、サロンの売りやターゲットを明確にすることでもあります。クーポンを上手に活用することで、お客様に愛されるすてきなサロンに成長させていきましょう。

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