サロン予約システムはメリットだけじゃない!?注意すべき点とは
サロンを経営しているオーナーの方は、予約システムの導入を検討している方も多いのではないでしょうか。予約の管理や顧客管理までできる予約システムは、非常に魅力的ですよね。しかし、サロンの予約システムはメリットだけではなく、デメリットもあります。この記事では、そんなサロン予約システムのデメリットを解説します。
集客に工夫が必要
サロン予約システムは、オウンド型とポータル型の2種類に分けられるようです。この2つの中でもオウンド型は、リピーターのお客様をターゲットにした予約システムです。
そのため、予約システムのサイトを開設したばかりのときの集客は期待できません。オウンド型のサロン予約システムを導入しようと検討しているオーナーの方は、導入後にどのように集客をするかまで考えましょう。
オウンド型のサロン予約システムを導入したときの集客方法として有効なのが、SNSの活用です。オウンド型サロン予約システムを導入したら、それと同時にSNSでサロン情報を拡散しましょう。
他店と比較されやすい
サロン予約システムのうち、ポータル型のシステムは、大手のポータルサイトが運営しているシステムです。数多くのサロン情報が一つのサイトに掲載されており、その中から予約したいサロンを選び、予約まで完結させることができるものです。
そんなポータル型サロン予約システムは、新規顧客を獲得しやすいというメリットがある半面、さまざまなサロンが掲載されているので、他店と比較されやすいのがデメリットとなります。似たようなコンセプトのサロンや、近所のサロンの情報が一緒に掲載されていた場合、お客様は複数のサロンを比較して、どのサロンを予約するか決めます。
そのためポータル型サロン予約システムを導入する場合は、他のサロンに負けないアピールポイントや、魅力的なクーポンなどを掲載していく必要があるのです。
ポータル型はリピーター率が低い
ポータル型のサロン予約システムは、新規顧客の獲得はしやすいものの、リピーター率が低いというデメリットもあります。それは、他の似たようなサロン情報も同時に見ることができるため、お客様が他のサロンに行きやすいようです。
掲載料などコストがかかる
サロン予約システムを導入するにはコストがかかりますが、オウンド型とポータル型のどちらを導入するかで、かかるコストがかなり変わります。とくにコストがかかるのが、ポータル型です。
地域によってかかるコストは異なりますが、掲載料として月額10万円以上かかるポータル型システムが多いです。そしてさらに、予約が1件入るごとに、中間マージンがかかります。
ポータル型サロン予約システムを導入したいオーナーの方は、かかるコストを踏まえたうえで、それでも導入するべきかどうかよく検討しましょう。
オウンド型の予約システムはピンキリ
オウンド型のサロン予約システムは、ポータル型に比べるとコストを抑えることができます。中には無料で予約システムを導入できるものもあります。ただしそういったものは、予約システム以外のものにお金がかかるケースが多いです。予約システム以外のものとは、ホームページの作成、問い合わせフォーム、メール配信、SNS連携、顧客データ蓄積などが挙げられます。
さらに、システムでトラブルが発生したときや分からないときに頼ることができる、サポートサービスを提供しているところもあります。サポートサービスはほとんどが有料です。そして予約システムは顧客の個人情報を扱う点から、万が一のときのことを考えてサポートサービスをつけておいたほうがよいでしょう。
このように、サロン予約システムと一言でいっても、どこの業者でシステムを導入するかによって、内容が大きく変わってきます。すべてのシステムやサービスを導入すればいいというわけではなく、自分のサロンに合ったシステムを精査して導入することが大切です。
独自のSEO対策はできない
サイトを検索エンジンで上位に表示させるための「SEO対策」は、ホームページを持っているサロンのオーナー様はすでにしているかもしれません。
ポータル型サロン予約システムの場合、そのポータルサイト自体のSEO対策はしっかり行われていますが、サロンのページそのもののSEO対策はしていません。そのため、ポータル型サロン予約システムだと、サロン独自のSEO対策ができないのです。
独自のSEO対策を講じて、検索エンジンでサロン情報を上位に持っていきたいというオーナーの方は、オウンド型の予約システムの方が向いているかもしれません。
サロン予約システムのデメリットを紹介しました。サロン予約システムは、オウンド型とポータル型でそれぞれデメリットがあります。そしてサロンによって、予約システムを導入することでメリットとデメリットどちらが大きくなるかが異なるのです。そのため予約システムの導入を悩んでいるオーナーの方は、自分のサロンにはどういう予約システムが必要かを考えて、慎重に選ぶようにしてください。