サロン予約システムは無料で導入できる？有料のほうがサービスがいい？

顧客の予約管理を一括で行うことができる「サロン予約システム」。サロンオーナーの方の中には、「サロン予約システムってコストがかかるんでしょ？」と思っている方も多いでしょう。しかし実は、サロン予約システムは無料で導入できるものがあるのです。この記事では、無料で導入できるサロン予約システムについて解説します。

サロン予約システムは無料で導入できる

サロン予約システムは、ポータル型とオウンド型に分けることができます。

そして予約システムを無料で導入できるものがあるのが、オウンド型です。サロン予約システムの導入費用は、初期費用、月額費用、販売手数料などがありますが、無料の予約システムの場合、初期費用と月額費用がかからないことが多いです。その代わり、機能が少なかったり、取れる予約件数が限られていたりします。

費用がかかる場合もある

無料のサロン予約システムでも、すべてのサービスが無料というわけではありません。多くのシステムで、予約システム以外のオプション機能などが用意されていて、そのオプション機能を使うと料金が発生するということが多いです。予約システム以外のオプション機能として、ホームページの作成や、メール配信機能、SNS連携機能、問い合わせフォームの設置、顧客データの蓄積システムなどが挙げられます。

どの機能を利用するかによって、予約システムにかかるコストが変わってくるのです。中には、初期費用や月額費用が無料でも、結局その他のオプション機能にお金がかかり、全体的なコストが上がってしまうというケースもあります。そのため無料のサロン予約システムを導入したい方は、どこからお金がかかるのかを事前に確認しておくことが大切です。

無料のサロン予約システムのメリット・デメリット

無料で導入できるサロン予約システムは、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか？無料の予約システム導入を考えているオーナーの方は、メリットとデメリット両方をきちんと理解しておきましょう。

■予約管理が楽になる

これは、無料でも有料でもいえることですが、サロン予約システムを導入することによって、予約管理が圧倒的に楽になります。予約システムを導入していないと、予約は電話やメールで受け付けることになりますよね。予約連絡が入ったら、その日時が空いているかを確認し、顧客に伝え、店の予約表にも入れておく必要があります。そのため、予約をとるだけでスタッフが一人必要になるのです。

また、予約が取れる時間も、サロンの営業時間内に限られてしまいます。しかし顧客の中には、昼間は忙しくて予約連絡ができないという方もいるはずです。そこで予約システムがあれば、24時間365日予約を受け付けることができます。また、予約管理をしてくれるので、今まで予約業務に必要だった人が不要になり、その分他のサロン業務に集中できます。

■無料なのでお試しで始められる

サロン予約システムの導入を迷っているオーナーの方は、コストの面で頭を悩ませている方も多いでしょう。しかし、初期費用や月額費用が無料の予約システムであれば、まずはお試しで始めることができます。試してみて合わなければやめて他のシステムを考えてもよいうえ、そのまま合えば、利用し続けることで予約管理が一段と楽になるでしょう。

これが有料の予約システムだと、合わなくて辞めてしまったときはそれまでの導入コストがすべて無駄になってしまいます。また、クラウドサービスの予約システムは、最低利用期間が決められており、それより前に解約するとなると、違約金が発生してしまうケースもあるのです。そういった点で、無料の予約システムは安心して始めることができます。

■【デメリット】使える機能や期間が限られることがある

先ほども少し触れましたが、無料のサロン予約システムは、使える機能が限られていることがほとんどです。予約システム以外の便利な機能は有料というパターンが多くあります。また、システムの中には、無料期間が決まっているものもあります。無料期間が終了すると、月額費用がかかってくるので注意が必要です。

ただ、無料期間が決まっているものは、そのシステムでできるすべての機能を試すことができます。無料期間中にすべての機能を体験してみて、サロン業務の効率が上がり、売上にもつながったということであれば、そのまま有料になっても利用するというのもひとつの手です。

サロン予約システムは、無料のものから高額の費用がかかるものまでさまざまです。そしてどのシステムが合っているかは、サロンによって異なります。無料のシステムで充分なサロンもあれば、有料のシステムでないと予約業務を回せないというサロンもあるのです。予約システムの導入に悩んでいるオーナーの方は、一度無料の予約システムをお試ししてみて、それからどのシステムを導入するか決めても遅くないですよ。